残業時間の削減に取り組もう
制度導入だけでなく業務内容の見直しも必要
品川社長:
「ノー残業デー」や「残業の事前承認」の導入が多いようだね。
上野課長:
それでも、他の曜日の残業が増えたり、自宅に仕事を持ち帰っていたら意味がありませんよね。
品川社長:
繁忙期や急な注文への対応などがあったときはやむを得ないとしても、日常的に残業が発生している現状には、何らかの原因があるはずだ。その原因もわからないまま、ノー残業デーなどの制度だけを導入してもうまくいかないだろうな。業務量を減らして、売上まで減ったら意味がないしあ。
上野課長:
残業が発生する原因を具体的に調べないとだめですね。(図表1)
品川社長:
残業の発生原因は一つではなく、様々な理由や非効率なやり方などがあるかもしれないね。それをできることから一つひとつ改善して、無駄をなくして業務の質を上げることが大切だね。
上野課長:
成功例を調べて齢 ̄業務内容を見直して、課題を改善しながら、業務の効率化をはかっているようです。その過程のなかで、従業員の意識も変わっていくようですね。
品川社長:
よし、うちでも-業務改善を進めながら、少しずつ削減していくことにしよう。